途中でPCパーツを買い替えたりはしたが、しっかりとメインPCをリプレースするのは2019/02ぶり。なんやかんや3年モノだった。
結論から言うと、自分は自作経験が豊富な方だと思い込んでいたが、全く知らない世界がそこにはあった。完全なる敗北。
構成比較
前回の構成
SSDやメモリは引き継いでいるが、旧パーツは新しい自作鯖へ流用する予定だったので、ほぼ全てリプレースする形になった。
category | name |
---|---|
CASE | DAN A4SFX v3 |
CPU | AMD Ryzen 5 2600 |
COOLER | Noctua NH-L9i |
M/B | GIGABYTE B450 I AORUS PRO WIFI |
MEM | Corsair CMK16GX4M2D3000C16 |
SSD | Intel SSDPEKKW512G8XT |
GPU | MSI RADEON RX 580 GAMING X 8G |
PSU | Corsair SF450 -PLATINUM- 450W |
今回の構成
category | name |
---|---|
CASE | LIAN LI Q58-4 |
CPU | Intel core i7 12700k |
COOLER | NZXT KRAKEN X63 + LIAN LI UNIFAN SL140 * 2 |
M/B | ASRock Z690M-ITX/ax |
MEM | Corsair CMK16GX4M2D3000C16 |
SSD | Intel SSDPEKKW512G8XT + WD Blue SN570 WDS100T3B0C |
GPU | ASUS ROG-STRIX-RTX3070TI-O8G-GAMING |
PSU | Corsair SF750 Platinum |
完成した様子
自慢タイム。デザインや性能面では全く不満ないです。
これはケーブリングが上手くいった後の様子。


こいつ、光ります。初めてのLEDファンありのPC。



反省会
ミニPC + 簡易水冷の組み合わせ
core i7 12700kもしくはRyzen 9 5900xを採用したかったので、メーカー推奨基準を満たすなら巨大空冷クーラーもしくは簡易水冷を選択することになる。大きめのケースを選択すればどちらでも良いが、個人的にはmini ITX+コンパクトケースの組み合わせが好きなので、自然と簡易水冷を選択した。
今回、簡易水冷を初めて採用したが、まぁなんとかなるやろ精神ではなんとかならなかった。
空冷の場合、配線としてはCPUファンだけなので、なんやかんやマザーボードの領空で完結するが、簡易水冷の場合、水冷用のチューブやラジエーターの位置を考えないといけない。これがミニPCと組み合わせ的に難しく、完成までにケーブリングを整えるために4回程クーラーを付け直した。(グリスがかなり無駄になった...)
あと、クーラー部分がもっとコンパクトになると思っていたが、実際にはUSBケーブルや電力ケーブルなど逆に配線は多くなってしまった...
m.2のネジを電動ドライバーで取り外ししてはいけない
旧マザボから新マザボへm.2 SSDを移植する際、旧マザボのm.2用のヒートシンク固定部分のネジが固く、電動ドライバーを使って取り外そうとした。
これが大失敗で、ドライバーの角度が悪かったのか単にネジが耐えらなかったのかは分からないが、ボードにネジ部が残る形で折れてしまった。モゲェ...
移植後にm.2を刺す予定はなかったので良かったが、今後は手動ドライバできちんと頑張ろうと思った。
ケーブリングしづらいケース
今回はLian Li Q58というケースを使っている。よく比較されるものとして、同じ15LサイズのNR200PとMeshliciousがあるが、デザイン的にQ58が気に入ったため採用した。ちなみに世の中的にはNR200Pが人気らしい。


で、なんと言ってもQ58はケーブリングが辛かった。。。
辛さの原因はいくつかあるが、最もネックだったのは無駄なケーブルを処理するためのスペースがほとんどないところ。
よくあるPCケースでは、電源ユニット付近や大きめの隙間にケーブルを雑に放り込めるようになっていることが多いが、このサイズに280mm簡易水冷やフル尺のGPUを積む構成となったため、そもそも隙間がないことに加えて、両面がガラスで透けるタイプのケースなので無駄なケーブルを適当に放置すると目について発狂しそうになる。 そのため、Q58はパーツを組み込む前に綿密なケーブリングを済ませてからパーツを新調に組み込んでいかないといけなかった。
研究のためにyoutubeを参考にさせてもらったが、まだまだ技術が足りないことを実感させられた。
戒めも兼ねて大失敗している時の様子を貼っておく。先にパーツを入れてはいけない。
実は A4SFX の後継である A4H2O を使う構成を最初は考えていたが、秋葉原で実物を見て値段の割に作りが微妙 + 推奨されている280mmの水冷が入らないのがネックで採用を見送っている。
もしA4H2Oで組み立てていたら、Q58よりも一回り小さいサイズだったので、さらに地獄だった可能性があると思うとゾッとする。
安易にLEDファンに手を出してはいけない
各社からLEDファンが出ているがLED制御が独自コネクタな場合、クソ高い専用ケーブルを買わされるので本当に気をつけよう。良い子は真似しちゃダメだぞ!
見た目的には綺麗になりファンのグレードも上げられたので結果的には良かったが、LEDなしに比べるとコスパは悪いなと改めて思った。 LEDはロマン。
総評
今回はいつも通り必要なスペックで構築しつつ、初めてLEDファンを組み込んだり簡易水冷にも挑戦した。
実はパーツを移植するために買ったサーバー用ケースの付属品に初期不良があったという話はあるが、今回のメインPCに限って言えば自分がネジを破壊した以外は特に大きなトラブルもなかった。
ケーブリングは6,7時間ぐらい格闘したのでめちゃめちゃ大変だったが、本気でやるとここまで時間が掛かるということを勉強できたので、次回のケース選びには特に気をつけたいと思った。